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夜勤なしで、年収はどうなる? 訪問看護師のリアルな給与の話

11 分前
読了時間: 5分



「訪問看護は給料が下がる」——本当か

病棟から訪問看護へ。この転職を考えたとき、多くの人が最初に不安になるのがお金です。

「夜勤がなくなる分、年収がガクッと下がるのでは」 「訪問看護は稼げないって聞いたけど」

結論から言います。訪問看護は、決して「安い仕事」ではありません。 むしろ、夜勤に頼らずに安定した収入を得られる働き方です。

ただし、正直に言えば「事業所によって差が大きい」のも事実です。だからこそ、この記事では一般的なデータと、当ステーション(アカラケア)の実際の数字の両方をお伝えします。

全国データで見る、訪問看護師の年収

まず、公的な調査から。

日本看護協会が2025年6月に公表した「2024年度 看護職員の賃金に関する実態調査」によれば、訪問看護ステーションで働く正規・フルタイム看護師の2024年平均年収は、約550万円でした。年収分布で最も多かったのは「500〜600万円未満」の層です。

「病棟より下がるのでは」という不安に対する答えは、同じ調査の月給比較にあります。


税込給与総額(月)

基本給(月)

訪問看護ステーション

約38.3万円

約28.0万円

病院

約40.9万円

―

注目してほしいのは、基本給の差はごくわずかだという点です。月の総額に差が出るのは、その大部分が夜勤手当によるものです。

つまり、「訪問看護は給料が安い」のではありません。「夜勤手当がない分だけ、月の総額が病棟より少し低く見える」——これが実態です。

そして訪問看護には、夜勤の代わりにオンコール手当という収入源があります。



アカラケアの給与レンジ(正直にお伝えします)

当ステーションの給与レンジは、以下の通りです。

職種

年収レンジ

看護師

440万〜550万円

理学療法士・作業療法士

420万〜520万円

経験年数やお持ちの資格、担当する役割によって、この範囲の中で決まります。

「思ったより幅があるな」と感じたかもしれません。その通りで、未経験入職の方はレンジの下のほうから、経験豊富な方は上のほうからスタートするイメージです。そして、働きながら評価に応じて上がっていく仕組みです。

大切なのは、この数字を隠さないことだと考えています。求人票では良く見せて、入職後に「話が違う」となる——それが最も不幸なミスマッチだからです。

オンコール手当は、どう付くのか

訪問看護の収入を語るうえで、オンコールは避けて通れません。

当ステーションのオンコール手当は、こうなっています。


手当額(1回の待機あたり)

平日

2,500円

土日・祝日

8,000円

これは「携帯を持って待機する」ことに対する手当です。実際に夜間訪問が発生した場合の対応は、これとは別の扱いになります。


「じゃあ、毎晩持たされるのか」というと、そうではありません。オンコールが回ってくるのは、月に5〜6回程度です。輪番で複数名が分担しているので、一人に集中することはありません。

そして——これは全国的なデータでも裏付けられていますが——オンコールで電話が鳴っても、その多くは電話相談だけで解決します。「必ず夜中に出動する」わけではありません。

オンコールの実際については、別の記事で詳しく書いています。不安な方は、そちらもぜひ読んでください。


2026年は「賃上げの追い風」が吹いている

タイミングの話をします。

いま、訪問看護は制度的な賃上げの流れの中にあります。

2026年度(令和8年度)は、診療報酬と介護報酬が同時に改定される年です。その中で、訪問看護に関わる処遇改善の仕組みが前進しました。

  • 訪問看護ベースアップ評価料が引き上げられ、職員の賃上げ原資が拡充

  • 介護保険の訪問看護に、新たに処遇改善加算が導入

これらは、事業所が受け取る報酬の一部を、働く人の待遇改善に回すための制度です。「国が、在宅医療の担い手の給与を上げようとしている」——そういう方向に進んでいるということです。

(※ 制度の詳細と金額は改定内容によって変わります。最新の情報は面談時にご説明します。)


「お金」以外の、見えにくい価値

年収の数字だけでは見えない部分も、正直にお伝えします。

訪問看護には、病棟にない「時間の価値」があります。

  • 夜勤がないので、生活リズムが安定する

  • 日勤中心で、家族との時間が取りやすい

  • 直行直帰ができ、無駄な拘束時間が少ない

「同じ年収でも、夜勤で削られる健康や時間を考えたら、実質の価値は高い」——そう話す転職者は少なくありません。

お金は大事です。でも、「夜勤で心身をすり減らして得る年収」と「日勤中心で安定して得る年収」は、同じ額でも意味が違います。


見学のとき、給与について聞いてほしいこと

給与の話は、聞きにくいものです。でも、遠慮する必要はありません。むしろ、はっきり答えられないステーションこそ要注意です。

見学・面談のときは、次のことを聞いてください。

  1. 基本給と、各種手当(オンコール・訪問件数など)の内訳

  2. オンコール手当は、待機分と出動分が分かれているか

  3. 昇給の仕組みはあるか、どう評価されるか

  4. 賞与の実績

  5. 未経験入職の場合、スタートの年収はどれくらいか

当ステーションは、これらすべてに具体的な数字でお答えします。

給与レンジを最初から公開しているのは、「入ってから後悔してほしくない」という、それだけの理由です。


まとめ

  • 訪問看護師の全国平均年収は約550万円(日本看護協会2024年度調査)

  • 病棟との差は主に夜勤手当分で、基本給の差はわずか

  • アカラケアの年収レンジは看護師440〜550万円/PT・OT 420〜520万円

  • オンコール手当は平日2,500円・土日祝8,000円、回るのは月5〜6回

  • 2026年度改定で、訪問看護は賃上げの追い風の中にある

「訪問看護は稼げない」は、思い込みです。


夜勤に頼らず、生活を安定させながら、専門職として正当な収入を得る。それが、いまの訪問看護です。

アカラケア訪問看護ステーション(鎌倉/小田原)では、看護師・理学療法士・作業療法士を募集しています。給与のこと、遠慮なく面談で聞いてください。数字は、包み隠さずお伝えします。

※本記事の全国平均年収・月給比較は、日本看護協会「2024年度 看護職員の賃金に関する実態調査報告書」(2025年6月公表)に基づきます。当ステーションの給与レンジ・手当額は2026年時点のものです。

 
 
 

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