逃げない人材が育つ職場とは?採用Q&Aの裏側、全部見せます~面接で見るのはスキルじゃなく、“にじみ出る人間力”~
- 管理者

- 8月9日
- 読了時間: 4分
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「どんな人を採用していますか?」
これは、同業者からもよく聞かれる質問です。
「スキル重視ですか?人柄ですか?若い方がいいですか?経験者が安心ですか?」
…全部、YesでもありNoでもあります。
でも、僕らが最も大事にしているのは、
「逃げずに、前に向かって考える人かどうか」
それを見抜くために、僕らの面接はちょっと独特です。
管理者だけでなく、スタッフも面接に入ります。
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■ 採用面接、最初の一言は「最近、何に笑いました?」
よくある質問、ありますよね。
「これまでの経歴は?」「なぜ訪問看護を希望されたのですか?」とか。
もちろん聞きます。でも、その前に、こう聞きます。
「最近、何に笑いました?」
この質問の意図、わかりますか?
僕が見たいのは、その人が“今ここ”をちゃんと生きてるかどうか。
些細なことにも笑える人は、訪問の現場で“楽しさ”や“希望”を見つけられるんです。
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■ 「正解」を探す人より、「問い」を持ってる人
面接で、こんな質問をします。
「もし、あなたの対応にクレームが来たら、どうしますか?」
すると多くの方が「謝ります」「上司に相談します」「冷静に対応します」と答えます。
もちろん間違いではありません。
でも、僕が「おっ」と思うのは、こんな答えです。
「まず、自分の中に“どこか強引だった部分はなかったか”問い直します」
正解を言うんじゃなく、“問い”を持ってる人。
そういう人は、現場で必ず伸びます。成長し、考え続けるからです。
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■ 成長する人の共通点は、“不器用さを抱えている”こと
完璧な人よりも、ちょっと不器用で、どこか迷っている人の方が、
うちでは伸びる気がします。
ある新人さん、記録が毎回ギリギリ。でも誰よりも利用者さんに寄り添っていた。
「不安なんです、ちゃんとできてるか自信がなくて」とポツリ。
僕は言います。
「完璧にやれる人より、“ちゃんとやりたい人”の方がずっと大事です」
不器用さって、裏を返せば“誠実さ”だと思います。
アカラケアでは、そういう人が自然に育ちます。
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■ 面接で“逃げ出さない人”を見抜く3つの質問
アカラケアの面接では、次のような質問を必ず入れています。
Q1:つらかった仕事体験を1つ教えてください。
→ここで“逃げグセ”の有無が見えます。逃げた経験そのものより、
**「何を考えて、どう次に活かしたか」**を重視しています。
Q2:誰かに言われて、忘れられない言葉はありますか?
→その人の“価値観”が見える質問。
上司・患者・家族など、誰との関係性に重きを置いているかが分かります。
Q3:どんな時に、自分が成長したと感じますか?
→ここは、本人の“内省力”を見るポイントです。
成長を「評価」ではなく「体感」で語れる人は、内面が強い。
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■ 面談は“選ばれる場”ではなく、“お互いの覚悟を確かめる場”
面接は、僕にとって「お見合い」に近い感覚です。
どちらかが上でも下でもない。
**「この職場で一緒に走っていけるか」**を、お互いに確認する時間。
だから、うちの面接ではこう伝えます。
「たとえ合わなかったとしても、あなたが悪いわけではありません。
うちじゃなかっただけです」
一緒に働くって、思っているより濃い関係になります。
だからこそ、慎重に、丁寧に、お互いを見極めます。
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■ 逃げ出さない人を育てるのは、“信じる力”
最初からしっかり業務ができる完璧な人なんていません。
今までの経験を活かせる部分もありますが
働く場所が変われば、最初は自身の力は発揮しにくいと思います。
本当に大事なのは、「この人は変わっていける」と信じられるかどうか。
人を育てるって、結局は「信頼の連鎖」だと思うんです。
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■ まとめ:スキルより、“にじみ出るもの”
アカラケアが採用で大切にしているのは、履歴書に書けないもの。
・問いを持ち続けられるか
・ちょっと不器用でも、逃げずに考えるか
・目の前の人を、ちゃんと見ようとしているか
それらは、テストでは測れません。
でも、面接では、言葉の端々や、目線の温度に“にじみ出て”きます。
訪問看護は、正解のない仕事です。
だからこそ、「一緒に考えられる人」と働きたい。
そんな想いで、今日も誰かと、向き合っています。
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